グローバル化 2012年08月30日

お客様のパートナーとなり、成功を分かち合えるプロジェクト・マネージャーとは複数のプロジェクトを束ねながら進めるプログラム・マネージメントによって、企業の変革を実現する

IBMはプロジェクト・マネージャーを同社のビジネスを支える、重要なプロフェッショナルとしてとらえ、長年にわたり育成に力を入れている。最近では、複数のプロジェクトを束ねながら、お客様の変革を実現するプログラム・マネージメントの必要性が高まり、グローバルに活躍する場が増えてきている。

単なるチェンジではなく、変革

―― グローバル規模で経済環境が大きく変化していますが、経営者の方は、どのような取り組みをされていますか。

鴨居 達哉
日本アイ・ビー・エム株式会社
グローバル・ビジネス・サービス事業 コンサルティング・サービス
常務執行役員

 IBMが支援させていただいているお客様の企業変革の取り組みの規模は、これまでになく大きなものになっています。具体的には、グローバリゼーションが進展し、新しい国際的な環境の中で戦うために競争力を高めていかなければならなくなりました。その1つとしてグローバルレベルでのM&Aが行われていますが、M&A後に統合先企業と組織や経営の進め方をいかにうまく融合させるかというPMI(Post Merger Integration)が、M&A成功の鍵を握ります。そのため、M&Aの成果を短期間で出していくための取り組みに注目が集まっています。また、顧客を「個客」一人ひとりのお客様としてもっとよく知り、最適なサービスや製品を適切なチャネルで届けるための仕組みを早急に構築しなければならないことが挙げられます。

さらに、世界的な規制や国際財務報告の基準など、国際的な新たな取り決めが定められ、準拠していく必要がでてきています。
こうした変化に対応していくにはこれまでのやり方を大きく変えなければなりません。単なるチェンジではなく、変革が必要になってきています。

複数のプロジェクトを束ねながら進める

―― 大きな変化にさらされている経営者が複雑に絡み合った要素に適切に対応していくのに何を必要とされていますか。

 1つの部門の改革ではなく、全社レベルの変革は当然のことながら規模が大きく、多面的なさまざまな課題が含まれることになります。たとえばM&Aの場合、異なる制度や仕組みを統合すると同時に、重複している部分をそぎ落とす必要があります。対象となる領域は業務プロセス、組織構造、ITと多岐にわたります。それは、複数のプロジェクトが同時並行で実行されることを意味し、それらを俯瞰的に管理することが重要になります。また、グローバル化で企業が活動する拠点は国内にとどまらないので、プロジェクトが世界各国で実施されることになります。


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