近いうちにAndroid対応アプリなど、携帯端末からドリンクを注文できるようにする――スターバックスの幹部はそう発表するとともに、モバイル・アプリケーションの提供に関して自らの経験から得た教訓とアドバイスを語ってくれた。
列に並ばずドリンクを注文できる日も遠くない?
スターバックスによると、iPhoneアプリを最初に開発したのは同社だという。2011年5月にシアトルで開催された「Mobile Northwest」コンファレンスで、同社のモバイル&エマージング・プラットフォーム担当ディレクターであるK.C.マクラレン氏は講演を行い、「(そのアプリは)スターバックスの店舗に立ち寄った初代iPhoneのユーザーに対して、店内で再生している曲の名前を紹介するアラートを送信するものだった」と説明した。
スターバックスはそれ以来、iPhoneユーザーとBlackBerryユーザー向けにモバイル・アプリを提供し、客がスターバックス・カードを管理したり、店舗でドリンクの支払いを行ったりできるようにしている。同店内用支払いサービスはすでに何百万件もの処理を行ったと、マクラレン氏は述べている。
Android携帯向けのアプリについては、「現在準備中」だそうだ。同氏によると、Androidプラットフォームには難題が多いという。Androidプラットフォームは複数の画像解像度と画像サイズをサポートしており、ユーザーが使用しているOSのバージョンもさまざまだからだ。
マクラレン氏がしばしば尋ねられる質問の1つに、「スターバックスはいつになったら携帯電話からドリンクを注文できるようにしてくれるのか」というものがある。
「そうした機能を何らかの形で提供する予定だ。やり方はもう分かっている。問題は、その機能を提供することで、本当に我々が望んでいるような反応を顧客が示してくれるかどうかだ」(マクラレン氏)
スターバックスではこの機能の提供を巡って「活発な議論」を重ねてきたという。モバイル端末から注文する機能があれば、カウンター前の長蛇の列を見て立ち去ってしまっていたであろう人たちにドリンクを注文してもらえる効果があるかもしれない。「だがその一方で、列に並んで待っている人たちにとっては、ほかの客が列を無視して先頭に割り込み、あらかじめ注文しておいたドリンクを受け取るのを見るのは不愉快かもしれない」と同氏は言う。あるいは、携帯電話からドリンクを注文したものの、店舗に受け取りに来るのが遅れ、「ドリンクが冷めている」と文句を言う客が出てくる可能性もある。それでも、「どうにかして挑戦したいと思っている。引き続き見守っていてほしい」と同氏は語った。














